|相澤酒店|
地域のつながりを大切に
気軽につくれるレシピも提案

|相澤酒店|<br>地域のつながりを大切に<br>気軽につくれるレシピも提案

お店の創業は昭和9年。戦前、戦中、戦後と物資の少ない時代を乗り越えて、城下町松本に店を構えて現在で3代目となりました。「松本市は合併で24万人を超える大きな都市になりました。どこの都市でも人間関係が希薄になってきていると言われる中で、市の中心市街地では、いまだ地域や人とのつながりが濃く残っています。そのつながりを大切にして、今まで商いをしてきました」と、女将の相澤節子さん。

お店には、地元中信地方のワイナリーのNAGANO WINEが置かれています

店の前には大型商業施設があり、駅にもお城にも近い絶好の立地であることから、観光で来られたお客さまが立ち寄られることも多いそうです。こうしたお客さまの多くは、単に日本酒やワインを買っていくのではなく、地元ならではの話を聞きたいと思っている方が多いそう。「地元の日本酒やワインが持つ背景や歴史などもご説明しています。お酒そのものの専門知識と合わせて、せっかく来られたお客さまをがっかりさせたくはないのです。私たちの対応一つで松本の印象が大きく変わりますから」。

ご希望の方には、ワインに合うさまざまな独自レシピを教えてもらえます

NAGANO WINEは桔梗ヶ原、松本平、安曇野という、地元中信地方のワイナリーのものをそろえています。長野県原産地呼称管理制度ができて以降、NAGANO WINEの品質向上は目ざましく、お客さまにも自信を持っておすすめできるそう。「ここへ来たお客さまには、まず地元のNAGANO WINEをおすすめしたいと思いまして。ともに歩んできた地元ワイナリーさんを大切にしていきたいのです」。
ワインはひと頃に比べ、かなり身近な飲物にはなってきましたが、家庭でもっと気軽に飲んでもらえれば、ワインはさらに普及していくはず…。そんな思いから、ワインに合うちょっとしたレシピも、お客さまにご提案されています。ハレの日の食事にワインは欠かせませんが、「毎日ハレの日とはいきませんから、家庭で手に入る身近な食材でワインに合う料理を提案していければと、日々研究しています」。

女将・唎酒師
相澤 節子さん

長野県原産地呼称管理委員会の日本酒委員会官能審査委員長で、元長野県観光審議委員。さらに、NHK文化センターの「日本酒探訪教室」の講師、信州大学日本酒同好会顧問なども務めています。地元の日本酒やNAGANO WINEの普及のため、精力的に活動しています。

住所

松本市中央1-8-8

電話番号

0263-32-3276

営業時間

8:30~19:30
9:00~17:00

定休日

無休(年末年始に休みあり)

アクセス

松本駅から徒歩5分

URL

http://www.mcci.or.jp/www/kousetsu/

2013年11月28日掲載