|CAVE 福寿屋|
飲まれるシーンをイメージしてお客さまに提案

|CAVE 福寿屋|<br>飲まれるシーンをイメージしてお客さまに提案

戦前から茅野駅前で地元の人に愛されてきた福寿屋。長野を代表する観光道路ビーナスライン沿いに2003年に移転し、名前もワインの地下貯蔵室の意を持つCAVEを追加してCAVE 福寿屋に。「家業を継いだ当初出会ったフランスワインには、大きな感銘を受けました」と3代目の小林さん。フランスの小規模ワイナリーを訪れ、直輸入もしていたそうです。「品質の高いフランスワインの奥深さを知り、お店でも自分の舌で味を確認して納得したものだけを、仕入れていこうと決めました」

さまざまな記念日をイメージして、ワインボトルをラッピングしてあります。飾られた絵画とともに店内が華やぎます

フランスで飲むワインがおいしいのは、湿度が低いからだといいます。茅野市も中心市街地で800mに達するほど標高が高く湿度が低いことから、フランス同様ここで飲むワインも格別なんだそう。「宿泊された観光客の方が、ワインを飲んでおいしかったと言って、NAGANO WINEをお土産で買い求められます」と、うれしそうに語る小林さん。

ワインは間仕切りされ、専用の空調があるスペースに並べられています。NAGANO WINEは目立つ入り口付近に

茅野市が位置する諏訪地域6市町村には、日本酒の蔵元が9つあり、日本酒の飲み歩きイベントも定着しつつあります。こうした素地もあり、地酒に比べるとNAGANO WINEの認知度はまだ低いですが「お客さまのニーズを具体的にイメージしながら、良質のNAGANO WINEを提案していければと思っています。つくり手とお客さまの橋渡しをするのが、酒販店の仕事です」。ブームでなく、本当にNAGANO WINEを根付かせたい、そんな思いにあふれたお店です。

オーナー
小林 哲人さん、香さん夫妻

大学卒業後、東京での会社勤めを経て帰郷。3代目として家業の酒販店を継ぎ、奥さんの香さんと二人三脚でNAGANO WINEに力を入れています。1998年に(社)日本ソムリエ協会認定のワインアドバイザーを取得。

住所

長野県茅野市塚原2-18-35

電話番号

0266-72-3084

営業時間

10:00~20:00

定休日

水曜日

アクセス

茅野駅から徒歩10分

URL

http://cave-fukujuya.com

2013年04月22日掲載