世界最優秀ソムリエ パオロ・バッソ氏とともにNAGANO WINEを味わう
ワインの世界に貢献したい
昨年の世界最優秀ソムリエコンクールで優勝したパオロ・バッソ氏が来日し、去る5月22日に長野で来日記念交流会が催されました。バッソ氏は県産ワインを高く評価しており、100人を越える参加者がバッソ氏らのトークセッションを聞き、ワインのテイスティングを楽しみました。
2013 年に行われた世界最優秀ソムリエコンクールで世界第1位となったパオロ・バッソ氏が、スイス・日本国交樹立 150 年を記念して来日。国賓としての公式日程より1日早く来日してまで長野を訪れ、交流会に参加しました。
じつは、昨年 10月に長野県を訪れたバッソ氏は、長野県産のワインの質の高さに驚き、長野県をあげて取り組んでいる信州ワインバレー構想に高い関心を寄せています。
トークセッションでは、ソムリエを志すにあたり「ワインが私を発見した」と話し、ソムリエのオリンピックといわれるコンクールで優勝するまでの道のり、最優秀ソムリエとしてワイン生産に貢献したいという思いなどが語られました。
ワインは人を引きつけ、生産地に人を呼び込むものであるとして、原産地呼称の大切さを強調。セッションに参加した玉村豊男さん(信州ワインバレー推進協議会会長)や松本信彦さん(マンズワイン常任顧問)が県産ワインの取り組みについて話しました。
また会場から補酸についての質問があり、バッソ氏は一部のブドウを早く収穫してワインに自然の酸を加えることを提案しています。
試飲会では県産ワイン5種とスイスワイン1種が提供され、参会者はバッソ氏のワインコメントに耳を傾けつつ試飲しました。バッソ氏は終始にこやかで、その立居振舞の美しさ、言葉を選んで真摯に話す姿などが大変印象的でした。
当日会場におこしいただけなかった方にも、バッソさんのお話や長野県のワインに対するコメントをお読みいただけます。