日本ワインコンクール2022
金賞受賞ワイン日本一を
記念して、知事表敬訪問
写真左から、武田晃理事長(長野県ワイン協会/たかやしろワイナリー)、矢ケ崎弘道専務(アルプス)、島崎大社長(マンズワイン小諸ワイナリー)、阿部守一知事、塚原嘉之専務(井筒ワイン)、横山弘樹社長(ヴィニョブル安曇野DOMAINE HIROKI)、小林弘憲ワイナリー長(メルシャン椀子ワイナリー)
日本ワインコンクール2022において多数の長野県産ワイン「NAGANO WINE」が入賞を果たしました。(詳しくはこちらから→結果概要)
全体で706品のワインが出品されるなか、NAGANO WINEの入賞数は70品と全国2位、金賞受賞数は12と、2011年以来となる全国1位となりました。そこには老舗ワイナリーが名前を連ねるなかで、創業3年目の新興ワイナリーも。
2013年から信州ワインバレー構想を立ち上げ取り組んできた長野県としては、その成果のひとつともいえる出来事となりました。そんな快挙を阿部守一長野県知事に報告するために、2022年9月7日、知事への表敬訪問が行われ、長野県ワイン協会の武田晃理事長(たかやしろファーム)の挨拶に続いて、各ワイナリーから受賞の報告を行いました。
阿部知事より
「ワイナリーと農家の協力のもと丹精込めて造ってこられたワインが高い評価を得たことは非常にうれしいことで心からお祝い申し上げます。
長野県はワイン用ぶどうの生産量も日本ワインの製造量も日本一ですが、今回のことで品質も量も、他県をリードする立場となりました。
これからはワイナリーや農家のみなさんはもちろん、六次産業として観光も含めて取り組んでいきたい」
(発言より抜粋)
さらに、2023年5月に軽井沢で開催されることが決まったばかりのG7サミット(主要7か国首脳会議)の外相会合でも、NAGANO WINEのPRに取り組んでいくことを表明されました。
また、NAGANO WINEの市場評価が高い一方で、流通量が足りないことなど現状の課題や県への希望もワイナリーから聞き取るなど、これからの施策への意気込みもうかがえました。
武田理事長より
「今回の日本ワインコンクールは、快挙だったと思います。新興のワイナリーが入賞されたことも、ほかのワイナリーにも励みになるし、本当に素晴らしいことです。
とくに、これまでNAGANO WINEというと、どちらかというと白ワインの方が評価されてきましたが、今回は多様な品種の赤ワインが高く評価されたことが特筆すべきことです。
白ワインは醸造技術でカバーできるところもありますが、赤ワイン用のぶどうは栽培環境や栽培技術が良くなければ高品質のものを造るのは難しい。長野県の風土の素晴らしさや技術力の高さを示せたと思います。
今後は、これをきっかけにさらにワイナリー同志が切磋琢磨していければ。具体的にはGI(酒類の地理的表示制度/Geographical Indication)への参加を増やして質の底上げを図るほか、やはりここ数年コロナ禍で実現してこられなかったリアルでのお客様へのPR活動も復活していきたいです。
そして知事もおっしゃっていたように、長野県へ来ていただくという形を目指していきたいですね」
(発言より抜粋)
これからも長野県産ワイン「NAGANO WINE」の進化にぜひご注目ください。
各ワイナリーの受賞ワイン、コメント、つくり手のご案内は以下、ご参照ください。