|オーベルジュ エスポワール|
蓼科の四季折々の自然を楽しめる
地産地消にこだわるオーベルジュ

|オーベルジュ エスポワール|<br>蓼科の四季折々の自然を楽しめる<br>地産地消にこだわるオーベルジュ

澄んだ空気の中、鳥のさえずりが響く蓼科の大自然に佇む「オーベルジュ エスポワール」。オーベルジュとは、宿泊施設を兼ね備えたレストランのこと。「フランスのオーベルジュは、温かい雰囲気の家族経営で地産地消の食べ物や飲み物をお出ししています。そんな風になりたいと思いまして」とオーナーシェフの藤木さん。エスポワールも藤木さん夫妻、藤木さんのご両親、そして義弟である野村さん夫妻を中心に営まれ、地産地消を信念に、料理を提供しています。

開放感あふれる店内。サンテラスやオープンデッキも備え、蓼科の四季折々の自然を感じながらお料理をいただけます

しかし、1998年のオープン当初からしばらくの間は、地元の食材がなかなか手に入らなかったそう。「お金を出せば何でも買えるわけではありませんでした。地元の人とのコミュニケーションを重ね、信頼を得て、やっと手に入るようになりました」と藤木さん。今では、市場に出荷することのない野菜を分けてもらうまでに。「おいしく食べる方法も農家の方から教えてもらっています。それが料理のヒントになることも」。定評のあるジビエ料理も、地元の何人もの猟師さんと取り引きし、提供しているそう。

おすすめ料理(取材時5月)天竜川産真鴨のロティ サラダ仕立て。自家製鹿肉のサラミと完熟野菜のパフェ
地下に備えられたシェフお手製のワインセラー。希望があれば、ここでワインを選ぶことも可能です

ソムリエを務めるのは藤木シェフの義弟の野村さん。「この料理にはこのワインと、ソムリエがおすすめするのが一般的ですが、うちのシェフはお客さまが選んだワインに合わせて料理を変えていくんです」。地下には、シェフが建物の基礎部分を改造してつくったワインセラーを完備し、NAGANO WINEは70種ほどそろっています。おもてなしの心について藤木シェフは「地域でつくられた食材を使ったお料理やワインをお出しするだけでなく、せっかく遠くまで来てくださるお客さまにとっては、滞在している間すべての時間が大切。だからこそワインもベストな状態でお出しするほか、シガールームを設けるなど、空間を含めてくつろいでいただける、あらゆる心配りを心掛けています」

オーナーシェフ
藤木 徳彦さん/野村 秀也さん
写真左から(野村さんはシニアソムリエ)

オープン以来、地産地消と長野県のジビエ料理の普及に尽力されてきました。「地産地消の仕事人」、「FACO食農連携コーディネーター」、「内閣府地域活性化伝道師」に認定されており、店外でも幅広い活動をされています。2012年には日本ジビエ振興協議会の代表に就任。シニアソムリエの野村さんは、調理、ホールを経てソムリエに。塩尻市出身で小さな頃からNAGANO WINEにはなじみが深かったそう。

住所

長野県茅野市北山5513-142

電話番号

0266-67-4250

営業時間

ランチ
12:00~13:30(L.O.)
ディナー 
17:45~19:00(L.O.)

定休日

木曜日(8月無休)、1月中旬〜3月中旬まで冬季休業

アクセス

諏訪ICから車で25分、または諏訪南ICから車で20分

URL

http://www.auberge-espoir.com

2013年04月01日掲載