佐久市
|Restaurant さんざ|
暖炉のある一軒家レストランで
地のものの滋養を味わう
欧州で11年に渡り修業を積んだオーナーシェフ上原卓也さんが、帰国翌年の2008年、農家の納屋を借り受けて佐久市望月に開業した「ル・さんざ・プリュ」。
へんぴな場所ながら、「地もののうまさを活かし、全力でお客様をおもてなしする」という姿勢が支持され、常連客が増えました。同店が2016年、春日温泉に移転オープンしたのが「Restaurant さんざ」です。
愛されてきた旧店の雰囲気を活かした内装、窓の外には田園風景が広がります。わずかな席数の店内で、奥様にもてなされると、まるで友人の家に遊びに来たかのよう。それでいて洗練された空間は心地よい上質感に包まれ、「また帰ってきたくなる」というがうなづけます。
小麦やにんじんは、尊敬する自然農の碓氷勝彦さんから。無肥料無農薬で種の力を最大限に引き出して育てます。
「実際に農業をやらないと、わからないことがあるから」と、上原さん夫妻も野菜を店の敷地内で育てています。
「店にいないときは、生産者のお宅か畑にいますよ」
ジビエへのこだわりも上原さんならでは。さんざのジビエを食すれば、ジビエへの見方が変わるかもしれません。
レストランの庭に鶏が餌をついばむ姿が見られることもあります。本物の鶏を目にすることも少ない昨今、お客様には喜ばれますが、元をただせば食材。
「自分の手で命をいただき、すべてを使い切る姿勢を持ち続けたい」と上原さんは言います。料理人として、食材への思いの深さが伝わってきます。
当初の店をオープンするにあたり、本場フランスワインを知る上原さんがNAGANO WINEを試してみたところ、その質の高さに驚きました。
特に安曇野ワイナリーの山ぶどうワインがお気に入りで、グラスでも提供しています。
現在、アイテムを増やしているところで、NAGANO WINEの事業者向け試飲会にも熱心に参加し、ワインのつくり手との交流を深めています。
ランチは予約優先。ディナーは要予約。ディナーは基本的に1組のみの貸し切りです。
心地よい空間でオーナー夫妻を独占し、ワインのあるテーブル。まさに大人の愉しみがここにあります。
上原 卓也さん
1969年福島県出身。東京で修業したのち、スイス、ドイツ、フランスで11年間修業。なかでも南フランス、モンペリエやニームで地元野菜に和のテイストを加えた料理を供したのが好評。ピエール・ガニェール本店、フォション本店のあと、2007年に帰国。翌年、有機野菜にこだわるなど志の高い生産者が多いことから、望月・春日に「ル・さんざ・プリュ」を開業。16年に近隣の春日温泉に移転して「Restaurant さんざ」を開業。
上原 奈津子さん
1967年東京都出身。91年ル・コルドンブルー料理製菓学校パリ本校グランディプロム主席卒業。同校東京校テクニカルアシスタントなどを経て97年に卓也さんとともに渡欧。スイス、ドイツ、フランスの調理場で製菓を担当し、レストランGAYAピエール・ガニェールにてパティスリーシェフののち2007年帰国。卓也さんと共に、レストランを開業して現在に至る。
住所 | |
---|---|
電話番号 | 0267-52-2080 |
営業時間 | ランチ12時~13時LO |
定休日 | 木曜、金曜昼 |
アクセス | 佐久平駅から車30分 |
URL |