|ホテルタガワ|
北志賀高原竜王の豊かな自然に抱かれた庶民派リゾートホテル

|ホテルタガワ|<br>北志賀高原竜王の豊かな自然に抱かれた庶民派リゾートホテル

ホテルタガワは、北志賀高原の竜王マウンテンパークの麓にあり、冬場はスキーやスノボなどウインタースポーツの拠点となっています。

また、2階建ての総合体育館、テニスコート、天然芝のグラウンド、夏限定のドームプールを備え、グリーンシーズンにはバスケットボールやバレーボールの試合や合宿が盛んに行われています。

屋外施設も充実していて、バーベキューや魚のつかみ取り、ピザ釜でのピザ作りなど、自然体験学習の場ともなっています。さらに、館内にはパーティホールやコンベンションホールを備え、ダンスパーティや会議の会場としても利用されています。

客室は和室、洋室、和洋室、特別室もあって、少人数からグループでの利用まで広く対応している
窓外の景色が美しい展望大浴場。「じつは、もうひとつお風呂があって、そっちの方がレトロな雰囲気で好きとおっしゃる常連の方もいます」と徳竹さん

竜王といえば、「SORA terrace」のオープンが話題となりました。166人乗りの大型ロープウェイに乗り込んで、標高1,770メートルの山頂へ。ウッドデッキやカフェから出現率63.5パーセントという雲海を見下ろし、夕方には目線と同じ高さに沈んでゆく夕陽を見ることができます。

こうした話題も相まって、ホテルタガワでは、これまで年間を通じて宿泊は団体客の利用が多くを占めていましたが、ネット予約サイトを設けたことにより個人客の需要も高まってきました。

「せっかくなら、お客さまを地のものでおもてなししたい、地元のワインをお出ししたいと思い、まずは『楠わいなりー』さんへ相談にうかがいました」

こう話すのは、徳竹徹さんです。そこで勧められた赤、白、ロゼを仕入れ、魅力的な銘柄がそろいました。

長野県産ワインは、須坂市「楠わいなりー」の赤、白、ロゼがそろう。ワイナリーへ足を運び、少しずつ取り扱いを増やしていく予定

ホテルは、借景ともなっている豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色が窓外に広がります。また、花壇や庭に草花が丹精され、館内にもさりげなく飾られて、訪れる人を和ませています。

「ホテルタガワをひと言で説明すれば、庶民派リゾートホテルでしょうか」。徳竹さんは人懐っこい笑顔で話します。

「古さを指摘されて凹むこともある」と徳竹さんが言うとおり、決して新しくはない建物ですが、心くばりが行き届き、品の良い昭和レトロの雰囲気がそこここに漂います。

また、地元出身かつ在住者の多いスタッフ間の仲の良さが伝わってきて、それがなんともアットホームな雰囲気を醸しています。 

「おつまみプレート」はワインにもよく合う

フロント・営業部
徳竹 徹さん

地元、山ノ内町出身。自動車エンジニアからホテルマンに転身。フロントや営業の職務に加え、ホテルのネット予約管理やサイト運営も一手に担う。

住所

長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬11700-96

電話番号

0269-33-6111

アクセス

上信越道中野ICから30分

URL

http://www.hotel-tagawa.co.jp

取材・文/塚田結子  写真/宮地晋之介
2018年12月10日掲載