松本市
|ナガノワインと
うす焼きのお店まめまめ|
飲んでみたかったワインに
グラスで出会える貴重なスポット
面積6坪のスタンディング式の店舗には、誰もが気軽に立ち寄れます。セルフのワインサーバーに、8本のNAGANO WINEがスタンバイ。その銘柄を見れば、KIDOワイナリー、リュードヴァン、楠ワイナリーなどが……。
グラスはもちろん、ボトルでも入手しにくいワインが並ぶのに驚かされます。しかも取材用に特別に用意したものではなく、できるだけ誰もが「飲んでみたい」ワインを順次、入れているのだとか。
「個人的にもNAGANO WINEが大好きですし、地産地消というコンセプトからも、皆さまにもっと親しんでいただきたいと思っています。
しかし、NAGANO WINEは、今はまだ生産量が少ないものも多く、単価は輸入ものに比べて高くならざるを得ない。
そこで、ワインサーバーを導入してコストを最小限に抑え、手頃な価格でいろいろな種類を味わってもらおうと思ったんです」
そう言うのは「まめまめ」オーナーであり信州蕎麦ラウンジ「くりや」とバー「カンティーナわん」を経営する株式会社エルドラドの代表、砂子慎哉さん。
イタリア式新型ワインサーバーは、窒素充填で抜栓後のワインの品質を保ちます。さらにセルフ、スタンディングというスタイルを組み合わせて、NAGANO WINEを試飲量でのグラス販売を可能にしました。
ワインをセレクトしているのは、ソムリエの上條晃子さん。3店舗のワインに目配りし、普段はカンティーナわんでバーテンダーを務めています。
「日頃おつき合いのあるワイナリーさんや酒販店さんに本当によくしていただいでるおかげで、仕入れられるものも多く、まめまめのワインのラインナップはお客様にいい意味で驚かれています」
まめまめの店長は、奈川渡ダム近くで「うすやきカフェ豆まめ」を9年間営んできた丸山則文さん。もともとお店のファンだった砂子さんが松本への移転を誘い、NAGANO WINEとうす焼きの店が2016年4月にオープンしました。
郷土食のうす焼きを丸山さんがアレンジし、レシピは80種以上。旬の食材に合わせて、常時6~8種を揃えます。もちろん、地粉と地元の野菜や豆を使用。丸山さんが焼き上げたうすやきは甘さ控えめ、ワインにぴったりです。
うす焼きのほか、清水牧場のチーズ、山辺ワイナリーの枝つき干しぶどうなど、地元の希少な名品も味わえます。
上條 晃子さん
1989年松本市出身。2011年に株式会社エルドラド入社。「くりや」でサービスを担当しながら、NAGANO WINEに関心を持ち、2015年にソムリエ資格取得。ワイナリー巡りに労を惜しまない。日頃は「カンティーナわん」のバーテンダー。「まめまめ」のワインサーバーは自動で温度管理されてはいるが、毎日、店舗を訪れて状態を確認している。
住所 | |
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電話番号 | 0267-87-6624 |
営業時間 | 10時~20時 |
定休日 | 水曜 |
アクセス | JR松本駅より徒歩10分 |