木曽町
|ゲストハウス ヒルトップ|
木曽駒高原の風に吹かれて
信州のワインで乾杯
国道19号線から木曽駒高原交差点を折れて高原を上っていくと、まさに丘の上(ヒルトップ)にのぼりつめたというところに、ゲストハウスヒルトップが現われます。中央アルプスを望む標高1333メートルにあるペンションです。
建物のすぐ前が広く開け、四季にうつろう山々の景観を一望。とくに夜は周囲に光源がないので、玄関を一歩出れば、降るような満天の星空が広がります。
「うちはNAGANO WINEしか置いてないんですよ、もう12、3年も前から。当時は、ちょっと冒険でしたけれど。県が原産地呼称管理制度を導入したあたりからどんどん良くなり、ワイナリーが続々できてきて、NAGANO WINEは面白くなってきました。それは全国的にも知られているようです。つい最近も九州から30代の男性が、信州のワイナリー巡りをしていると言って、うちに泊まっていかれました。もう、そういう時代になっているんですね」
オーナーの加藤雅洋さんは、1992年、30歳のときにヒルトップを開業。当初は五一ワイン1種類しか置いてなかったというワインの品揃えは、今や30~40種を数えます。
「知識は浅いんですよ」と謙遜しながらも、2006年春から「美味い!! 信州のワイン」というブログをスタート。お客様にお勧めしたいワインを探すという情熱のもと、自らワイナリーを巡り、ワインフェスティバルへ参加して、その様子を綴っています。
さらに「信州のワインで乾杯」(信州産ワインファンクラブ)というFacebookの公開グループを立ち上げ、100人近いメンバーで情報交換中。ぜひ、のぞいてみてください。
「自然を楽しむ方は、ワインがお好きな方と不思議に重なります」
トレッキングやバードウォッチング、蝶の採集、スキー、星空や風景の写真撮影など、さまざまに自然に親しむ方々がヒルトップにやってきます。
そうしたお客様をもてなすのは、NAGANO WINEを愉しむのにふさわしい県産食材によるディナー。気取りのない洋食のコースであり、ボリュームも十分です。また、朝食は毎日焼く自家製パンとともに、県内産のジュースで始まります。
ワインに加えてコーヒーも楽しみのひとつ。加藤さんはコーヒーの焙煎が趣味で、生の豆をハンドピックで選り分けて焙煎し、中央アルプスの湧水で淹れます。豊かな香りと透明感のあるすっきりした味わいが特徴です。
加藤 雅洋さん、景子さん
かとうまさひろ/けいこ
雅洋さんは1962年東京都出身。学生時代に白馬村でアルバイトし、ペンション経営の夢を持つ。電機関係の企業勤務を経て、1992年に木曽駒高原スキー場近くにゲストハウス ヒルトップを開業。スキーブームが去ったあとも、信州産の素材を中心とした洋食とNAGANO WINE、温かいおもてなしでリピーターは多い。学生時代はアメフトで活躍したスポーツマンであり、趣味はワインと写真撮影、コーヒー焙煎。
妻の景子さんは1970年神戸市出身。1992年、ゲストハウス ヒルトップにオープニングスタッフとして参加したことがご縁で、雅洋さんと結婚。以来、二人三脚でペンション経営を担ってきたが「私はほんのお手伝い」とはにかむ。一男の母。
住所 | |
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電話番号 | 0264-23-8031 |
営業時間 | IN15時 OUT10時 |
アクセス | 中央道 伊那ICより45分、中津川ICより70分 |
URL |