長野市
|長野といえば、バニクマン|
健康長寿の食文化を
県産ワイン、地酒とともに
バニクマン。そのインパクトあるネーミングやポップな店舗看板とはうらはらに、店内は落ち着いた大人の雰囲気です。健康長寿・長野県の食文化を探求するうちに、馬肉にたどり着いたのだとか。
馬肉は牛豚より低脂肪、高たんぱく質で、アミノ酸やミネラルが豊富のため、体脂肪になりにくく、コレステロール値を下げたり、代謝を良くする効果も知られています。
「ヘルシーはわかっているけれど」と長野県民でも馬肉に抵抗のある人は少なくないのですが、2014年10月のオープン以来、「バニクマンで馬肉のおいしさに目覚めた」というリピーターが続出しています。
1頭買いしてくる新鮮な馬肉は、熟練の技で切り分けられ、部位ごとのうまさを堪能できるのも大きな特徴。薬味なしでしょうゆだけで食べてみれば、そのクセのない味わいが際立ちます。
レバ刺が安心していただけるのも、牛ならぬ馬ならでは。霜降り肉の馬しゃぶは、口の中でとろけるうまさでありながら、鳥ささみと変わらないローカロリーというのには驚きます。
おやき、山賊焼き、蜂の子など知られた郷土料理のほか、長野県ではおなじみの塩丸イカやサバ缶などをひとひねりした創作メニューに納得です。
NAGANO WINEは井筒ワイン、マンズワイン、アルプス、はすみふぁーむ、楠わいなりー、たかやしろファーム、山辺ワイナリー、あずみアップル、小布施ワイナリーなど充実。
シニアソムリエの綾邦生さんは「いずれすべてのNAGANO WINEを取り扱いたい」。それというのも「凝縮感のあるワインが多く、クオリティが高まっている。県内至るところでワインブドウが生産され、そのバラエティの豊かさも秀逸」だから。
綾さんはヴァンブーリュ(濁り生ワイン)など季節限定の楽しみも用意してくれています。グラスワインも10銘柄くらいは用意しているので、未知のNAGANO WINEと出会えるかもしれません。3グラスまたは6グラスのテイスティングセットは、ぜひ試してみたいものです。
NAGANO WINEにほれ込む綾さんが「今後、もっとメジャーになっていくだろう」と期待するのが、高山村と大町のノーザンアルプスヴィンヤード。高山村はまだワイナリーがありませんが、ブドウの質が優れているのでワイナリーができれば期待度は高いのだとか。
(2021年現在、高山村には複数のワイナリーが開業しています)
一方で、マンズワインの善光寺竜眼など、地元ならではの在来品種に取り組んでいることもNAGANO WINEを高く評価しています。
シニアソムリエ
綾 邦生さん
あや くにお
1973年神戸市出身。長く東京の外食産業に身を置き、2004年にソムリエ、2007年にシニアソムリエ資格を取得。コンサルティング業務を手掛け、2010年に諏訪市の飲食複合店舗の立ち上げに関わったのを機に長野県へ。さらに豚のさんぽ総本店の立ち上げを行い、同グループ初の馬肉の店としてバニクマンをプロデュースしている。株式会社ファインシステムズ執行役員 スーパーバイザーを務める。
住所 | |
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電話番号 | 026-228-0129 |
営業時間 | 17時~24時(金・土曜、祝前日は翌1時まで) |
定休日 | 不定休 |
アクセス | 長野駅から徒歩5分 |
URL |