白馬村
|白馬リゾートホテル
ラ ネージュ東館|
森の中に佇むホテルで
ワインのある極上の時間を
白馬山麓の広葉樹の森は、小鳥の声が響き、深い安息に満たされています。そんな心地よい緑のなかに、溶け込むように佇むラ ネージュ東館。館内に足を踏み入れると、暖炉や家具調度のしつらいまでが上質で、まるで貴族の別邸に招かれたよう。エレガントでくつろぎに満ちた空気感が、訪れた人をやさしく包み込んでくれます。
そのレストランは、伝統的なフランス料理の手法と食材のなかに、地場の野菜や山菜、信州牛などを取り入れた美食で知られます。ウェディングでも人気の高いレストランです。料理長は、安曇野出身の近藤健さん。2度のフランス修業を経験してきた気鋭のシェフです。もちろん、コース料理を堪能したいところですが、手軽に味わうならランチのガレットはいかがでしょうか。ガレットは白馬村をあげて新たな名物料理として力を入れているもので、白馬村産のそば粉が使われています。
ソムリエ役を務めるのは、料飲マネージャーの吉田浩之さん。2008(平成20)年の洞爺湖サミットの食事会で、主要国首脳に供する国産ワインを選定するという大役を任され、本番ではサービスも担当した実力派です。
「この10年、国産ワインの質は驚くほどよくなっています。なかでも長野県産が一番いい。お客様に自信を持ってお勧めできるのがうれしいですね。当ホテルでは本場のフランスワインも揃えていますが、お客様のオーダーは6対4で、国産(長野県産)ワインが多いです。やはり、この地においでになれば、この地のワインを味わいたいと思われるのでしょう。ワインはテロワールを語るものですから」
外国からのお客様も多いなか、吉田さんが選んだ県内のワイナリーは、小布施ワイナリー、ヴィラデストワイナリー、楠ワイナリー、城戸ワイナリー、ノーザンアルプスヴィンヤードの5つ。他にも注目すべきワイナリーはありますが、ワインの方向性について対話しながら、作り手と長く付き合い続けるのが吉田さんのやり方です。
とくに10年以上のお付き合いになる小布施ワイナリーでは、専用畑を契約し、そのブドウでオリジナルハウスワインを作ってもらっています。スタッフが生育状況を見に行ったり、収穫を手伝うのもごく普通に行われています。ラベルを張り替えただけのハウスワインとは違うこだわりが感じられます。
また、今年6月には、小布施ワイナリーと、日本の本格的ワイン醸造の先駆者となったタケダワイナリー(山形県)のコラボワインをリリースしました。長野県高山村のメルロー種と山形県上山市のカベルネソーヴィニョン種の素晴らしさにほれ込み、双方のワイナリーに頼み込んで実現したキュヴェメリテージ(ブレンド)ワインです。各300本弱の限定ワインですが、こうした興味深い企画も吉田さんあってこそ。「お客様の声をワイナリーに伝えるパイプ役になりたい」という思いがあります。
窓に森の緑が映えるストランで、吉田さんとの会話を楽しめば、ワインの味わいもいっそう深くなるようです
料飲マネージャー
吉田 浩之さん
よしだ ひろゆき
1967年山形県出身。公認会計士を目指して上京し、アルバイトでホテルレストランのギャルソンやバーテンダーを経験。蓼科高原のホテルでワインや接客の修業を積んだのちに、24歳でラ ネージュ東館へ。県内外のワイナリーを足繁く訪ねて、質の高い国産ワインを探して揃えるうちに、やがてワイン専門誌も注目する存在に。40歳の時には、洞爺湖サミットに供する国産ワインの選定とサービスを任された。ワインのみならずウイスキーなど酒類の造詣が深く、自然体の会話でお客様をもてなしている。
住所 | |
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電話番号 | 0261-72-7111 |
営業時間 | レストラン: |
定休日 | なし(貸切等あり) |
アクセス | JR大糸線白馬駅からタクシー5分 |
URL |