設立にあたって
長野県産ワインをNAGANO WINEと呼称するようになって数年が経ちます。その間に民間有志により「NAGANO WINE応援団運営委員会」を組織し、長野県が推進する「信州ワインバレー構想」において主にプロモーションの一端を担う組織として、NAGANO WINEの振興に努めてまいりました。
わたしたちの使命は、NAGANO WINEの特徴や味わい、またそれぞれのつくり手の人柄や思いをひとりでも多くのかたに伝え、そしてひとりでも多くのかたにNAGANO WINEを楽しんでいただけるようになることです。
そして、わたしたちの願いは、長野県という風土のもとで育まれたワインを、つくり手や風景に思いを馳せながら召しあがっていただくこと、また長野県の食材に合わせてNAGANO WINEを味わうことの豊かさを、幸せを、ひとりでも多くのかたに実感していただくことです。
こうした思いのもと、これまでは県の補助事業としてイベントやセミナーの主催、ホームページやフェイスブックでの情報発信、冊子の制作などをしてまいりましたが、2016年度からは民間有志によって自主的な運営をしていくこととなりました。
一方で、資金と呼べるものは、制作した冊子の売り上げのみ。中心となる運営メンバーはボランティアスタッフが10人ほど、日々の業務は3人の事務局スタッフが携わります。これまで実施してきたイベントも、本当にたくさんのみなさまの支えなくしては決して行うことはできませんでした。組織と呼ぶには、資金的にも、人員的にも、とても小さな集まりです。
しかし、NAGANO WINEのプロモーションははじまったばかり。長野県でのワインづくりの歴史は明治期にさかのぼりますが、広く多くのかたに楽しんでいただく「文化」づくりは、これから重要となってくるところです。
そこで、これまで通り、あるいはこれまで以上に積極的にNAGANO WINEのプロモーションを実施していくために、思いを同じくする多くのみなさまにご賛同いただくなかで、「NAGANO WINE応援団」を会員組織として立ち上げていきたいと存じます。
入会いただいたみなさまからの年会費を活動資金とさせていただき、会員のみなさまには「募集について」でご案内している特典でお返ししていきます。軌道に乗るまで、みなさまにお返しできる特典はわずかなものかもしれませんが、年々の努力を惜しまず携わっていきたいと思っています。
そしてなにより、これからNAGANO WINEが迎えていく新しい時代を、すぐ近くで一緒に見守っていけることは、ひとつの大きな魅力であるとわたしたちは考えています。
わたしたちの思いや活動にご賛同くださる多くのみなさまに出会えることを願いながら、NAGANO WINE応援団の会員を募集させていただきます。