個性的なワイナリー

長野県でのワインづくりの歴史は、明治時代にさかのぼります。大正から戦前にかけての生食用や甘味ぶどう酒用の栽培と醸造を経て、戦後、塩尻・桔梗ヶ原や小布施などから本格的にワインづくりが行われるようになり、今日の隆盛に至ります。

春に芽吹いて成長したぶどうの実を摘み取って搾り、タンクで発酵させ、貯蔵した後、瓶詰めして出荷する……。農業と工業の2つの側面を持つのが、ワインづくりの仕事です。ぶどうの持つ力が存分に引き出されたワインをつくるには、深い知識と経験が要求されますが、長野県にはそれぞれの地域に適した栽培・醸造の技術を有する大小80の個性的なワイナリーが存在します。(2024年1月現在)

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小さいながら良質のワインをつくる新進ワイナリーから、安定した品質で多彩なラインアップをそろえる老舗ワイナリーまで、スタイルや規模はさまざまですが、そこに働くのは、いずれもワインづくりに魅せられた人たち。ワインづくりに欠かせない大きな情熱と夢を持って、取り組んでいます。